「うみがたり」のおじいちゃん
皆さんこんにちは!海獣類チームのYです(:³っ)3
今回は、当館のおじいちゃん的存在であり、国内飼育最高齢のゴマフアザラシ「ジロー」について、ご紹介します。
【ジローのプロフィール】
誕生日:1983年3月25日(40歳)
出身:旧上越市立水族博物館
趣味:日向ぼっこ、昼寝
性格:頑固そうな見た目をしているが、意外と穏やかでマイペース
好きな魚:アジ(ほかの魚も好き)
今年2023年5月、日本動物園水族館協会に加盟する水族館・動物園のゴマフアザラシの中で最高齢となりました。
ここからは、ジローについてもう少し掘り下げていきます。
ジローは、旧施設で「立つアザラシ」として有名だった「ジョー」の息子です。なので、遺伝子を継いでなのか、ジローもよく立って浮いている姿が目撃されていました。
ただこれは旧館での話で、「うみがたリ」はプールが深い為、立ち泳ぎをしている姿をよく見かけます。
その姿以外にもここ数年は、日中天気のいい日は決まった場所でよだれを垂らしながら、気持ちよさそうに寝ている姿がよく見られます。
また、とっても食いしん坊で、現在は1日約4kgの餌を毎日食べています。
どれだけお昼寝をしていようと、スタッフがふれんどプールの扉を開ける音が聞こえれば、真っ先に餌に反応する一面も。
高齢のため目は悪いのですが、耳の聞こえはよく、食欲旺盛なジローのようすは給餌の時にご覧いただけます。
よだれを垂らして寝ていたり、大きないびきをかいていたり、今年生まれのフタバにちょっかいをかけられたり…。
そんな、かわいいところがたくさん詰まったジローや「うみがたり」の生きものたちにぜひ会いに来てください(:³っ)3
【名前】ゴマフアザラシ
【学名】Phoca largha
【英名】Spotted seal
名前の通り、体にゴマ模様があるのが特徴の種類。
日本海や、オホーツク海に生息している。産まれた直後は黄白色のフワフワした体毛に覆われているが約2週間で抜け落ちてゴマ模様が出てくる。